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第22号
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2002年2月24日発行
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寿屋閉店、テンナントに救済を |
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「2・6中小業者大会」に参加して |
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班訪問―八幡西民商 |
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一人ひとりの怒りを結集―婦人部 |
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商売繁盛―崎田裕子さん(西福岡民商) |
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大腸ガン健診と健康講座―中間遠賀民商 |
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ひとくち人生講話―南福岡民商 |
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これにさきだち2月13日、東福岡民商の呼びかけで寿屋の新宮店(糟屋郡新宮町)、松崎店(福岡市東区)、寿ベーカリー(同)のテナント業者19人が参加、現状を出しあいました。
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小泉内閣の押しつけ政治が続く中での「2・6中小業者決起大会」。全国から集まった仲間の声に元気をもらって帰ってきました。保団連もそうですが、コンビニFC、鎌田民商の仲間の声にも涙なくして聞けませんでした。 福商連からは30人が参加省庁交渉にも6人が参加 |
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![]() 筑紫民商婦人部は、班会に婦人部役員が出席して「日本母親大会IN福岡」のチラシを読み上げ、「一緒に参加しよう」と呼びかけながら、梅の花シールに要求を書いてもらったり、環境に優しい抗菌防臭ふきんをカンパも含めて販売しています。要求シールには「仕事よこせ」「中小業者を守ってほしい」「景気回復を」「高い国保税なんとかして」と今のきびしさを反映した怒りや願いがいっぱい詰まっています。 (写真は班会で訴える筑紫民商の倉住廣美さん) |
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崎田裕子さん(西福岡民商)
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崎田裕子さんが、開店して26年の自然薯(じねんじょ)と魚料理の店「わらじや」を引き継いで、8年となります。
開店当初から「家庭料理」を基本にやってきましたが、知り合いの生産農家から、自然薯を使うことをすすめられ、昔から家では食べていたし、栄養価も高く、レパートリーも広がる良い食材だと考え、店で使うようにしました。使い出した当初は、年間通じて出すための保存に苦労しました。 「自分で育てた野菜を店に出して食べてもらう」ことが理想で、まだ、そこまで行き着いていませんが、できるだけ、自分の身近で同じ空気を吸って育った野菜を食べてもらおうと、近所の農家と契約したりしています。 5年前から、糸島郡志摩町で新規就農者として自然薯を作り始め、ようやく昨年から店の分を賄えるようになりました。 農業を始めて、お客さんに自分や知人の作った野菜を食べてもらい、直に反応を見て、「食」への考えを少しでも分かってもらえることで、飲食業の方も楽しくなりました。 「わらじや」に来ることによって、野菜が、どんな所で、いかに作られ、どういう経路で自分たちの口に入るのかを知ってほしいし、食材を選ぶ事や考えるきっかけになればいいなと思っています。 従業員とも「連携プレーなしで店は成り立たない」と、「目くばり、気くばり」ができ、「ホッとして、おいしいものをおいしく食べられる店」をめざし、「わらじや」の個性を出すように努力しています。そして、その個性を生かし、「食」に関することを発信していくこと、それがこの商売のおもしろさだと、がんばっている崎田さんです。 |
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自然薯と魚料理の店「わらじや」
福岡市早良区祖原14-6 092-851-9791 |
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![]() これにさきがけ、昨年11月26日から12月末までを期間として、全会員に大腸ガン検査の容器を渡し、大腸ガン検診にとりくみました。これを51人が受診し、そのうち18人が14日の講座に参加しました。 講座は、直方診療所の田村俊一郎先生から、検査の結果の見方、健診の意義などが話され、終了後は、看護婦さんによる血圧測定や、田村先生の個別の医療相談が行われ、日頃気になっていることなどを気軽に相談でき、大変好評でした。 (写真は、1月の県連共済会学習・交流会) |
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喜びも悲しみも幾年月
その道一筋 仕事のプロ集団 わが民商 |
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南福岡民商大橋支部(内野肇支部長・土木)は、支部役員会のなかで「ひとくち人生講話」を月1回のペースで開催、支部の会員さんにも案内しています。 「喜びも悲しみも幾年月。その道一筋、仕事のプロ集団、わが民商!語っていただきます。会員さんがご自身の仕事や人生を!」と題して、同支部ニュース(写真右下)で、毎月の講話予定者も掲載し、知らせています。 参加者から、自分が店を出したときの経験も出されて、経営者どうし知恵も出し合いながら交流しています。 2回目(2月18日)は、「カットを通じて夢を売る」と題して、夫婦で理容・美容店を経営するの岸本潤一さん(カットサロンJUN・写真前列右端)の講話です。 |
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福岡市南区野多目のがんセンターの近くで6年前にオープンし、従業員含めて4人体制でやっています。地域の人と親しくでき、気軽でお茶を飲んで将棋を打って帰れるような雰囲気や、腹の底から笑えて、リラックスできる店づくりをして、喜ばれるようにしたいと思います。同支部の崎田さんから「チラシをまいて地域の人に知らせていったら」とアドバイスを受け、早速実行し、店が地域にとけこんでいる実感がみえてきました。新しい人、知らない人、まだ来ていない人もいるので、地域密着型の店をつくっていこうと思います。 「他店が50%OFFなどするのでうちもやってみよう」とキャンペーンをはったら1回目は的中してお客さんがきてくれましたが、2度目はそんなにとびつかない。これは信用だなと思いました。安く売るのもいいことだけど、質、気持ち、体制、接客などに気をつかっていこうと努力しています。 お客さんと壁をつくらないよう笑顔の接客でいきたいと思います。そのためには頭の回転と知識がいります。こういう場所で発表という形で話させてもらって勉強になっています。 ―ご夫婦で営業されていて気をつけられている点は― 家庭のことは店に持ち込まないというけじめをつけて、店では私がオーナーというかたちを取っています。 ―お客さんの層は― 年齢、男性、女性を問わず、来てくれています。私(40歳)と同年代の方が多く、若い人もたくさんこれるように若い従業員を入れて若い考え方、感覚を入れるようにしています。また子どもづれがきたら、子どもを中心に考え、遊んだり、楽しくするようにし「ここまでしてくれる」という親の気持ちを大切にしています。 また、年齢の高い人は、良い物を持っていると思います。話の聞き上手になって受け入れられる状態をつくっています。 「いい仕事ができた」という熱い思いで仕事にとりくみ、「仕事をして良かったね」という気持ちがもてるような人を育てていきたい。
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