暮らしも営業も守ります
 
 業者婦人は商売をささえ、また家事、育児などかさなる負担のなかで一生懸命にはたらいています。

 民商婦人部では商売のこと、生活のこと、子どものことなどを話し合い、はげましあっています。こまったときこそ助け合う婦人部をつくるため、民商の支部・班にそった婦人部づくりをめざしています。

 身近なところで趣味やサークル活動を大切にして、ジャズダンスや手芸、生け花などの教室を開いたり、創意も発揮してとりくんでいます。
 
生と死が紙一重
全婦協創立30周年記念「沖縄平和の旅」に参加して
 
手記 浅川喜久美(石油販売・八女民商)
 
 
 4月10〜12日に全国から98人(福岡県からは八女民商の3人)が、南部の戦跡巡り、中部の基地見学と、沖縄の歴史、伝統文化、自然とふれあう旅に参加しました。

 米軍の弾薬庫が盛り土してあり、「不発弾処理にあと50年かかる」という話に、沖縄の人は今も生と死、紙一重の中で暮らしていると感じました。
 
戦争で家族全員が亡くなった家や土地は、戦前の登記簿が焼けたため行政も手つかずになっているそうです。

 ひめゆり学徒隊の宮良さんの話に感動し、辺野古の海を守る海上基地反対座り込みにも参加しました。
 「自分の意見ははっきり言うべきだ、憲法9条は絶対守るべきだ」という話に、一緒にがんばりたいと思いました。
 

 
福岡西方沖地震被災者に炊き出し
 
 
 福岡沖地震で県婦人部協は炊き出し支援にとりくみました。

 玄界島に近くて被害がひどい、西区西浦と東区志賀島には民商会員の割烹旅館が被害を受けて休業していました。

 民商婦人部としてカンパを集め、この割烹旅館を元気つけるためも含めて、地域の被災センターに食料を持っていっていただこうと計画、2日間で23万円集まり、西浦の「えびす屋」と志賀島「まさご屋」「志賀島荘」の3つの旅館にお願いし、早速、4月1日から、「豚汁、汁粉、茶碗蒸し、お刺身、煮豆」など温かい物が届けられました。

 西浦の漁業センターには、1人暮らしのおばあちゃんたちが15人くらい集まってきていました。「家の土壁が全部落ちたので、修理をせないかんから、息子の家に泊まりに行ったが2日間で帰ってきた。知り合いもおらんで寂しい」とにぎやかにえびす屋の女将さんと話し合っていました。