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春の運動のなかで毎月班会開催めざす
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門司民商・東2支部
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門司民商東2支部(村田公二支部長=船舶修理)は、門司の伊川から恒見の地域の広い農村地域で、会員数は42人、会外読者が7人の支部です。地域に商店が少なく、自営業者の姿が見えず、なかなか読者、会員の拡大に苦労しています。
毎月、今田隆さん(栄寿司)のところで支部会議を開催し、支部役員の5人はほとんど毎月出席します。
同支部は毎年、10月に観月会を開催、会場は支部長の工場の庭(写真)です。港に面していますので、海に浮かぶ、月おくれの中秋の名月を鑑賞し、会員、家族、そして読者も参加して、焼肉とビールを楽しんでいます。
同支部は、商工新聞の組織配布数が25人分(51%)、組織集金が15人分(30%)という到達です。地域が広く、点在の会員さんも多くなかなか組織率があがらないのが悩みです。それでも。今年の春、班会のなかで、「配布を班でしよう」と訴えたら、1班が組織配布になりました。組織集金は無理ということになりましたが、一歩前進ととらえています。班会の開催は、春の運動のとき、5班でおこなっていますが、それ以外1班での開催のみです。今年末から、来年、春の運動のなかで、最低、3班が毎月班会が開催できるようにめざしています。(阪本博幸通信員) |
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顔を出して気心を分かり合うことから
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小倉民商・曽根朽網支部
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曽根朽網(そね・くさみ)支部は、北九州市小倉南区のJR日豊本線下曽根駅と朽網駅周辺を守備範囲にして8つの班で読者137人、会員102人を擁し、配布・集金率は30%です。
約10年前までは、近辺にスーパーもなく静かな街でしたが、ザ・モール小倉(西友)が進出してきて一変しました。店は乱立し、マンションが建ちならび、人口増加が著しい地域になっています。 またこの地域には、北九州空港と、絶滅の恐れがあり環境省のレッドリストにも登録されているカブトガニの産卵場所として知られている曽根干潟があります。
今年の支部総会で岩尾勝さん(包装資材卸)が新たに支部長に選出されました。支部役員は7人、毎月民商の常任理事会で決まったことを討議。明石一郎副会長(左官)、嶋田昭英元副会長(靴販売)、檀上弘元副会長(肖像画)も所属する支部で、月1回支部ニュースも発行、会員(商売)紹介も欠かさず掲載するようにしています。年間行事は、バスハイクなどのレクリエーション、忘年会、そして支部総会です。
支部の課題は、お互いの会員のつながりが少ないことです。岩尾さん(写真右)は、「民商に入って30年近くになる。1年前に理事になったが、それまでは民商が何をしているか分からなかった。役員になって、遊びごとをしなくなった」と語ります。
そして可能な限り担当の加藤広史事務局員(写真中央)と「全会員をまわって、顔を出して、気心を分かり合うことから始めている。拡大の依頼も気軽にできるようにしたい。会員の声を本部に反映させるパイプの役割をしたい」と決意も。同席していた嶋田さん(写真左)も「お互いの商売のことが話せる支部にしたい」と支部づくりの抱負を語っていました。
今後は、若い人が参加できるような「経営の学習会」を計画したいとし、「わが支部は |
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事務局の手を借りず役員が力を合わせて
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戸畑民商・第4支部
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戸畑民商第4支部(会員数61人、読者数21人)は、戸畑区の南部から東部にかけての、鍵のような形の細長い地域で活動しています。ここは「戸畑あやめ」が自生していた戸畑区の最高峰金比羅山(124・9m)や、国指定重要文化財の旧松本家住宅(一枝地区)、市指定無形民俗文化財の天籟寺地区の盆踊りなど、自然や文化財の豊かな地域です。工場用地が区の面積の57%というなかにあって、住宅地が大半を占める地域でもあります。支部役員の永松安彦さん(硝子建具工事・写真前列左)は、福柳木地区の町内会長や消防団の幹部を務めるなど、地域との関わりも深い支部です。
同支部は、会費紙代の集金、商工新聞の配達から確定申告、様々なとりくみでの会員訪問まで、事務局の手を借りず、すべて役員が力を合わせて行っています。大友義一支部長(建築工事・写真後列中央)は「申告のやり方など、最初は全然わからなかったが、佐藤千里会長(電気工事・同左)を初めわからないことは先輩の役員さんに聞いて、自分も会員に教えられるようになった。役員みんなが団結できるように自分もがんばっている」といいます。6月から8月にかけて3つの班で消費税学習会をおこない、そこでもまず大友支部長が「消費税Q&A」を読んで始めるなど、役員中心に班会が運営されています。参院選では支部役員の小島正春さん(広告看板。写真前列右)と大友支部長がコンビをくんで、全会員を訪問しました。
また、同支部は民商の中心になる役員を輩出してきた支部でもあります。上原文雄元会長や大木大一元会計をはじめ、現在の佐藤会長、角谷秋男会計(機械工具販売・写真後列右)も支部の出身です。支部が発足したのは10年ほど前ですが、発足以来戸畑民商の先進支部としての役割を果たし続けています。支部の花見や忘年会、役員の旅行など親睦の行事も活発にやってきました。この2年ほどはちょっとお休みしているそうですが、今年の秋はまず旅行を計画しようと話し合っているところです。 |
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支部ニュースも50号に、事務局に頼らない役員会
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八幡民商・前田支部
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八幡民商前田支部(園田光弘支部長・自動車整備)は、八幡東区の西部に位置し、JR八幡駅周辺を守備範囲として活動しています。支部を4つのブロックに分け、班会や税務調査などにも対応しています。
読者数228人、会員129人を擁し、民商での牽引車的役割も果たし、支部役員会には、浦崎浩之さん(ホテル経営)、立石民郎さん(水道設備)の両副会長と清永康子婦人部長(図書販売)が所属しています。
確定申告も終盤にさしかかった3月6日の同支部役員会には10人が参(みんなで異議なし!)加。副支部長の広瀬洋輔さん(自転車販売)の議長ですすめられました。
まず、4年前から毎月発行されている「アクティブまえだ(支部ニュースで班会議のレジュメとして使用されている・広瀬さんが作成)が50号になります」という報告につづいて、竹本健美さん(機械設計)から民商常任理事会の報告が簡単におこなわれ、レジュメにもとづいて活発な討議がはじまりました。
日帰り支部旅行(2月25日)には初参加者が9人もいて、「今後の活動に可能性を秘めている」と評価。
34人が参加した税金学習会は、民商主催の学習会より参加が多かったそうで、「これは役員さんが、がんばったおかげ。各ブロックに1人づつ税務調査が入ったことでみんなの関心が高まり、みんなでとりくんだことの成果だ。税調だけでなく、いろんなとりくみでも、この経験を生かそう」と坂井大副支部長(保険代理・税対)さん。
また同支部は、「議題なしで…こういう支部になったらいいよね…という夢などを語り合いたい」と、4月14日に支部役員の学習会を計画、「今後の支部活動のあり方」を深夜まで語り明かそうということに。
今後の役員会のレジュメも、「事務局に頼らない役員会をつくるべき。役員自らが作成できるように努力しよう」ということにも発展しました。 |
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会員同士が知り合える班会を重視
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八幡西民商・陣の原支部
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陣の原支部は、民商事務所のある陣の原地域と若松区に隣接する本城地域を担当し、読者127人、会員80人を組織する、民商に支部ができて以来の歴史ある支部です。
役員体制は、若い鐘ヶ江光雄さん(28歳、鮮魚)から出屋シズ子さん(76歳、看板)までの幅広い8人を松本信義支部長(59歳、自動車板金・修理)がとりまとめています。
毎月2回の支部役員会を開き、月初めはその月の方針や計画を立て、22〜25日の開催で、そのとりくみ状況を確認、論議し、目標を達成できるように手を打ちます。こうしたとりくみで、組織配布・集金は、毎月85%以上を継続しています。また、支部主催のもちつき大会、バーベキュー大会、ダンス教室、旅行などの行事も計画し、会員同士が交流できるように努力しています。
松本さんは、02年5月から支部長としてがんばっていますが、自分が、役員から声をかけられ、民商の行事に参加し、民商がいろんなことをやっているのがわかり、「いろんな人に会え、いろんなことを知ることがとても楽しい」という経験から、もっと会員同士が知り合い、仕事の回し合いなどできるようにと、班会を重視、02年度の支部の目標を5つある班の毎月開催としました。今度の民商総会で、12カ月中10回以上開催の班を表彰するというところで、みごとに5班すべてが表彰されることになりました。
ほぼ毎月班会が開かれるようになり、共済会の加入率も上がり、安静加療見舞金の申請なども増えましたが、まだ一部の会員の参加にとどまっているため、、班会重視のとりくみは今後も力を入れるようにしています。
また、この5月から8人ではじめた社交ダンス教室を、支部以外にも広く声をかけ、活発にし、民商内での会員の輪を広げていくきっかけにもできればいいなと、話し合っているところです。 |
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底抜けに明るい支部長 民商最高の班・支部づくり
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八幡西民商・折尾南支部
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毎月7日に支部役員会が定例化されて、8年になります。この支部役員会の活力が支部の会員さんに元気を与えているようです。
この支部役員会の団結の要になっているのが、通称〃くらちゃん〃倉富梅子さん(支部長・建築鉄工)です。底抜けに明るく、細かいことにこだわらない、そこが、支部役員さんのよりどころになっています。運動がうまくいかない時でも「ダメな時もあるよネ〜」と一声、役員さんはホッとし、元気をとり戻します。
また、倉富さんの会員への思いは強く、民商や支部でおこなわれる行事など、1枚の案内状で終わらせることはせず、班会に出席できない会員さんに一人ひとり電話で、「仕事どうですか、がんばっています?」と声をかけ、会員の様子を聞くように心がけていると言います。
こうした、支部長の姿勢が支部役員会に反映し、地域の業者に視野を広げて2カ月に1回おこなってきた支部主催の「なんでも相談会」です。 こういうことがありました。それまでは、担当の福薗秀代事務局員頼りの相談会でしたが、昨年県連事務局員交流会の日と重なったため、役員だけで開くことになりました。
この日に限って5人もの相談者が訪れ、相談内容も多重債務など大変なものばかり、しかし、事前に体制をとり、5人の役員が参加していましたから、冷や汗をかきながらも要求に応えて相談にのることができました。このことがあって、役員中心の「相談会」は、今日でも続いています。
支部の会員数は、現在107人で、商工新聞読者は197人(会員比184%)です。会員数は今日の不況などの影響で倒産や営業不振などで最高時から若干少なくなっていますが、会外読者は最高を更新し続けています。また、毎月班会がおこなわれているのは5班で、商工新聞の班配布は86%。班集金率は89%で、民商の中でも最高です。 |
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急がず、あわてず、3カ年計画
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中間遠賀民商・水巻支部
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中間遠賀民商水巻支部(月川文雄支部長・スクラップ処理)は、北九州市と遠賀川にはさまれた水巻町を守備範囲とする読者125人、会員103人の支部です。
昔は、他の支部から10年ぐらい遅れた支部でしたが、支部としてはまとまりが良く、役員会も毎月10日におこなわれ、出席率も高く、和気あいあいと運営されていました。支部役員会では「急がず、あわてず、石の上にも10年」と肝に銘じ、「遅れた支部」から、「まあまあの支部」をめざして、「班・支部建設」を独自の課題として追求してきました。
とくに民商事務所が今の場所に移ってからは、支部で組織建設「3カ年計画」を作成、日常的に追求してきた結果、商工新聞の100%組織配布体制を確立しました。
最初は、支部役員が、「まず自分から」と配達し始めましたが、配布部数が多くなり、役員だけでは負担も大きいということで、近くの会員たちに声をかけ、配布体制を拡充していきました。今では、45%を超える会員が配布に携わっています。そのため、ポストの数も増えてきたので、ポスト降ろしをする人の数も増やしています。
支部として、毎年、バスハイクやバーベキューなどいろいろな行事にとりくんでいますが、今年は、支部として組織配布100%達成の記念に、配布・集金に参加した人に記念品を渡し、これからの継続と集金の方の組織化も意識づけていくことにしています。すでに役員や配布ルートなどを使い、ほとんどの参加者に記念品が手渡されています。
2000年6月から毎週役員の手で作成、発行されている支部ニュースも支部の全員に商工新聞にのせて届けられるようになり、民商・支部の動きがより身近にわかるようになりました。
今後は、これらのつながりを生かして、班の確立・機能化をすすめ、「まあまあの支部」から「進んだ支部」へ「急がず、あわてず、3カ年計画を離さず」全会員参加の支部をめざしています。 |
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遊びを通じて明るい支部づくり
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中間遠賀民商・芦屋支部
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芦屋支部(会外読者14人、会員52人)は、玄界灘に面した芦屋町を守備範囲とした支部で、阿部和男支部長(葬祭業)を中心にがんばっています。
2年前に支部長を引き受け、常任理事会にも出席するようになった阿部支部長は、「民商運動は、まず、会員を知ることが一番!」と、会員訪問を開始、みんなと会って話し、こまめに声をかけて、少しづつ、支部会議への参加を高めていきました。
現在、支部会議に参加している人たちも「最初は、何度も声をかけられ、何回かに1回はいかないと、という感じだったが、今では、楽しくて…」と、言われていました。
また、会議の後は、阿部夫人の手料理を食べながらの楽しいおしゃべりでいつも大変盛り上がっていて、今では、13人の役員体制もできて、身近な問題や民商運動などを論議しています。そして、できるだけ役員会という堅苦しさをなくし、役員だけでなく、一般の会員にも民商の良さを感じてもらいたいと、参加を呼びかけています。「仲間の和を大切に!!」を支部のモットーに、いろんな行事も計画し、家族ぐるみの参加で、みんなに民商をわかってもらえるようにと、遊びを通じて明るい支部づくりを心がけています。最近のとりくみでは、恒例となった9月のバーベキュー大会をおこない、秋の拡大運動にむけて、みんなで気勢を上げました。
「とにかく、会員になっているというだけでなく、支部会にくると楽しい。いろんな事をやっているといった横のつながりを大切に、民商の良さを知ってもらいたい。厳しいときだからこそ、集まって明くなれるように、みんなでがんばっていきたい」と、阿部支部長は明るく元気に語りました。 |
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1年7ヵ月で読者25人、会員2人の純増
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直鞍民商第5(感田)支部
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第5支部は直方市の北東部に位置し、最近大型商業施設・イオンが進出してきましたが、静かな住宅街です。現在、読者104人、会員57人で支部長の阿部栄次さん(理容)を中心に活動しています。
同支部は、03年の6月の支部総会で役員が決まらず、その後、役員経験者が集まり、「支部の将来を語る会」を開きました。そして全会員に案内した3回の「全体会」の中で、阿部さんをはじめ8人の役員体制で再スタートしました。それからの1年7ヵ月で読者25人と会員2人を純増し、現在に至っています。
同支部には8つの班があり、会員どうしのつながりを強め、組織配布、組織集金を高めていこうとがんばっています。
4月8日に定例の支部役員会をおこない、8人が参加、花見や税務調査の対応などを話し合いました。「税務調査に入られて、税金を持っていかれると、商売している意味がなくなる。これで消費税が10%にでもなったら商売続けていけん」「調査の立ち会いができるように、また会員を増やして税務署に対抗していこう」「イオンができ、バスも直行便が次々と入ってきている」「道路も整備して、税金のムダ使いをしている。小さい店は、たちいかなくなってつぶれている。車のない年寄りは生活が大変になっている」「イオンのやり方を業者の目で見るために、ウォッチングにいこう」など活発な論議が続きました。
また、全会員名簿を出して組織配達、集金のくずれていた班の建て直しを具体化し、『消費税増税反対』『憲法を守ろう』『核兵器なくそう』の3つの署名を集めようと、用紙を手分けしました。阿部さんはすでに3つの署名を600筆めていますが、1000筆にチャレンジすると決意し、現在1000筆を超えました。
同支部は10日に花見を開催、時折、強風が吹き、桜の花びらは散りましたが、14人が参加し、民商の話に花が咲きました。 |
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会員中心に集まりやすい支部に
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田川民商・伊田支部
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田川民商伊田支部は、田川市東部の伊田中学校区を範囲として、県内でも有数の祭りである川渡り神幸祭(写真下)を抱える会外読者20人、会員145人を組織した古い支部の一つですが、機能化したのはここ数年です。橋本一朋さん(建設)が支部長になった当初は、配布・集金の班はあるものの役員会も開かれない状態でした。橋本さん自身も「配布と集金さえやっていればいいと思っていて、民商というものを全然知らなかった」と、話します。
支部長になって県連主催の幹部学校に参加、このままではいけないと、常任理事会に参加し、すすんだ支部を手本に、役員会を定例化することから始めたのが2年前です。最初は、本部拡大推進委員長の木下節生さん(ラジコン)と橋本さん、事務局の中野さんの3人という状態でしたが、役員会の時間や場所もアンケートを採り、みんなが集まるよう工夫し、こまめに声をかけ、少しずつ増えてきました。また、なかなか会議に来られない班長とも顔見知りになるようにと、月1回は新聞下ろしをして、一声かけるようにしています。
伊田の商店街は老舗が多いけれど、最近は橋本支部長の同級生などが店主の店も増え、声がかけやすくなってきました。そうした中、昨年10月に初めて支部主催のバザーを商店街の中でやりました。会員も商店街も元気になれる行動をと計画、商店街の人からも「民商はすごい。また、やって欲しい」と、大成功でした。このバザーの前、奥迫邦彦副会長と民商のハッピを着て、署名を持って回り、民商のとりくみを知らせました。また、支部会員マップを作成、お互いに利用できるようにしたとりくみと合わせて、7月から、毎月1人以上の仲間を増やそうと、支部独自の行動日を設け、ほとんど会員からの紹介で、毎月達成しています。
他の支部から学ぼうと、支部会議に参加して、「とにかく、会員中心に集まりやすい支部にする。そのために、自分だけが動くのでなく、みんなが動けるようにしていきたい」と、がんばっている橋本支部長でした。 |
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どんなとりくみも会員中心で
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田川民商・後藤寺支部
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後藤寺支部(会員79人、会外読者10人)は、JR後藤寺駅やバスセンターがある田川市の中心地で同民商の先進支部としてがんばっています。支部役員会は毎月第2火曜日におこない、山口一人支部長(理容)が、常任理事会方針にそってレジュメをつくり話しをすすめます。話し合いは20〜30分で、あとは飲みながらの雑談を大事にしています。7月の役員会は、城ヶ崎往範副支部長(サービス)と大野喜八郎副会長(焼き鳥・班長)とともに、拡大、母親大会、原水禁大会、税務調査などを中心に討議。また担当事務局の退職を機会に役員中心にすべての活動をすすめることを決めました。
商工新聞は役員が事務所にとりに行き、仕分けをして班下ろしをすること、申告計算会は役員主導ですすめることにしました。また会費の組織集金と月内集金は100%で定着しています。
同支部では「支部だより」を毎月発行(現在29号)し、支部で話し合ったことや会員に知らせることがらなどを載せて配ります。「支部だより」づくりは市原道弘新聞部長(こんにゃく製造販売)を中心にした部員4人の手作りです。「支部だより」以外にも支部の忘年会や花見、会員に知らせることがらなどがあったときは「お知らせ」をときどき出しています。
いま支部でとりくんでいるのは原水禁大会に代表を送るための募金活動です。募金のとりくみはいろいろやってきていますが、だいだい8割以上の会員から集まります。
また班長とのつながりを大事にして、班長訪問を支部役員でときどきおこなっています。
班長含めた支部役員で「まちの湯」温泉などに年2回出かけ、裸のつきあいの交流も。これらの積み重ねで団結もつよまり、署名のとりくみではいつもトップです。
山口支部長は「どんなとりくみも会員中心にやらないと伸びない」と自信を持って語っていました。 |
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支部長自らレジュメづくり運営
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粕屋民商・須恵支部
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粕屋民商須恵支部は、福岡市の東部に位置し、近年はベッドタウンとして発展してきています。工業団地などもあり、ものづくりも盛んです。
読者114人、会員91人が所属しています。田原計会長もこの支部の所属です。
同支部は組織建設に力をいれ、84人を組織配達・集金しています。会外読者も組織の中に入れて配布・集金しています。顔見知りになることが大切と輪番で集金もおこない、集金のときはお金だけでなく、話に花が咲き、30分、40分話し込むこともあるそうです。
1月16日は支部役員会を6人で開催。渡辺三三洋支部長(リース下請・基礎工事)は、常任理事会のあとに自分で支部役員会のレジュメをつくり、会議を運営しています。
ますます重要になってきた自主計算、自主申告。「全商連の申告の手引きも『日常的な自主計算活動を』となっているように、学習していかないと権利も守れなくなるし、税務署の攻撃をはね返すために、税金について勉強しないといけない」と支部で学習会を2月2日に開こうと決めました。
4月からは年度が変わるので「班長の交代をしっかりやらないといけない。14ある班の班長を集めて班長会議をしよう」と話し合いました。
集金はパッと集まるけど、班会を開いてもなかなか会員が集まらないのが悩みの種です。
婦人部を強化して「一緒にやっていくのもいいかもしれない」と論議になりました。
同民商は、21世紀最初の新年会を「1人親方で仕事をしている会員が多いのでホテルでのパーティーなどあまり縁がないので、この機会にホテルニューオオタニで」と企画しました。
同支部は15人の目標で10人決まっており、もうひとあたりしてきっちり15人集めようとみんなで電話入れをおこない、会議と実践の支部です。 |
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4月に合併して再出発
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東福岡民商多々良、八田支部
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1月22日、多々良支部と八田支部の総会を兼ねた「新年会」が、会員の店「純一」(居酒屋)で開催されました。両支部は、今年4月1日を起点に「合併」して1つの支部(名称・未定)として再出発します。両支部は、糟屋郡久山町、粕屋町と隣接する福岡市東区の東部をエリアとする住宅と田園風景が広がる地域です。
多々良支部は、会員数が68人で23の班を持っていますが、「はじめちゃ〜ん」といつも愛称で親しまれている同民商の副会長で支部長を兼ねる井上一さん(建築)が、長い間、会員の面倒を見てきました。民商会費の別に200円の支部費を集め、2年に1回のバスハイクなど楽しい行事など開催してきた同支部は民商のなかでもすすんだ支部です。過去、最大で100人を超す会員数をかかえ、松崎地域と八田地域を分離して再出発しましたが、ここ最近の会勢の減少で隣接する八田支部と合併することになりました。
八田支部は会員数32人、長い間、支部長が不在でしたが、最近、2つの班が「班会」をはじめました。県連の班・支部建設交流会に参加した常任理事の八尋信義さん(司法書士)は「交流会で学んだ学んだことを実践した。1回目の班会はうまくいったけど維持するのは大変です」としながら、班会づくりに挑戦しています。
新年会に参加した人は16人、「私は、○○病院の前のラーメン屋です」と場所と氏名、業種、血液型などを自己紹介しながら、顔合わせをおこない、笑い声の絶えない楽しいひとときを過ごしました。
「支部のレクリェーションに参加するのが唯一の楽しみですが、なぜか、いつも雨模様なんです」と話す竜口初野さん(洗い張り・本紙04年2月号に登場)は多々良支部6班の班長さんで支部を支えてきた1人です。 |
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気心が通じていることが力に
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博多民商・東住吉支部
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東住吉支部は、JR博多駅前から西に徒歩15分程の地域を範囲としており、会員は35人です。5つの班すべてで組織配布・集金がおこなわれ組織率は94%です。
牟田賢祐支部長(印章)を柱に5人の支部役員がおり、支部役員会は不定期ですが重要なときにはすぐ役員会が開けるようになっています。支部の特徴はバランスがとれていることです。
商工新聞は石橋康弘副支部長(貴金属加工)の所に届くと、石橋さんが各班の班長や当番のところに届けます。班集金は、石橋さんの所に集まるので15日集金は毎月90%以上です。共済会は下田國太郎民商共済会理事長(内装工事)のお膝元なので加入率95%以上です。この結束の良さで、昨秋の拡大月間では読者目標を「1番のり」で達成しました。
また支部役員会は、お互いの親睦を深めることを大切にしており、日帰りや一泊旅行もおこなってきました。今は、月三千円の積み立てもはじめ、韓国へ市場の勉強(?)に行く計画もたっています。
この東住吉支部をリードしているのは、博多駅前の第一班(会員12人)です。この班は、牟田支部長が班長も兼任しており、ときどき開催される班会の会場は、坂田克彦さん(寿司)の店舗の部屋を借りています。確定申告や勉強会も班でおこないますが「自分ですると勉強になる」と好評。拡大や署名でもがんばっている班ですが、これは、牟田班長が配布や集金で会員のところをこまめにまわり、みんなの要求や相談にのっていることや、共済会からの見舞金や祝い金が班会で手渡されることもあって、気心が通じていることが力になっています。
余談ですが、この坂田さんは、糸島郡志摩町にもっている畑で、自分で作った肥料で無農薬野菜を育て、水も安全なものを使用するなどこだわりをもって寿司店を営業しておりテレビにも出演しました。博多駅前という競争が激しい地域で商売もがんばっている支部です。 (牛島寛通信員) |
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要求を支部独自に解決
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南福岡民商・弥永支部
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弥永支部は、福岡市南区の弥永、警弥郷、柳瀬、曰佐などをエリアにした、読者77人、会員65人の支部です。
福永信支部長(土建)、末次秀俊副支部長(製麺)を中心にして、毎月定例で支部会議を開催しています。以前は、支部役員会として開いていましたが、役員だけでなく1人でも多くの会員に参加してもらったがいいと、数年前から支部会議に切り替えました。
そうしたことから支部での会員同士のつながりも強められ、支部の商工新聞・会費の集金・配達率は80%を超えています。8月28日の「月間成功に向けた福岡・筑朝ブロック決起集会」には、支部で2台のタクシーを確保するなどして8人が参加しました。
とりわけ、同支部の最大の特徴は、支部に会員の要求が持ち込まれ、その持ち込まれた要求を支部独自に解決していることです。
多重債務に陥り、「不動産が競売にかけられている」という相談が持ち込まれたときには、支部会議で検討の上、貸金業者のアイフルに本人をはじめ、支部長や副支部長など支部の役員で直接交渉にいき、差し押さえを解いた上で、月の支払いを半分にさせるなどして解決しました。また、「国金の返済がきつくてどうにかできないか」と相談があったときも、国金にかけあい、支払いを半分以下にさせることで解決しました。
独自に要求運動をとりくむところまで前進した同支部の今後の課題は、班の確立です。
11月16日に開いた支部の臨時総会では、民商の会費改定問題と合わせ、班会の開催や班の再編などについての提起がされました。議論の中では、参加者から「会議に出てきている人は、民商のことを理解できる。でも出てこなかったら何もわからない」という意見が出されました。そうした点を克服し、支部の全会員が主役になれる組織づくりめざしてがんばろうと総会終了後、バーベキューを囲んで和気あいあい、懇親を深めました
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支部役員会で悩みや要求、本音の話し合いが原動力に
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西福岡民商・今宿支部
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5月の連休が終わった日曜日(14日)、西福岡民商・今宿支部役員会(8人)の学習会(基本方向と総会方針案)が糸島・岐志の漁港を一望できるエメラルドリゾートホテルで開かれました。
講師は支部長の堤直樹さん(食料品販売)、堤さんの西福岡民商の歴史や今宿地域の産業の変化などを折り混ぜた分かりやすい話「すごく勉強になった」「多くの会員に『基本方向』や『総会方針案』を知ってもらうことが大切」など感想が語られました。
県連総会では、堤支部長の代表発言や分散会で同支部から参加した代議員の発言を聞いた総会代議員に大きな感銘を与えました。
同支部の原動力になっているのは℃x部役員も業者、自分たちの要求実現をということに重きを置いていることです。堤支部長自身大型店の影響を受け、売上げが大幅ダウン、そのことを役員会に投げかけたことで、会議の中では、役員自らの悩みや要求が率直に話し合われるまでになったと言います。
何よりも中小業者の要求を実現する組織にと、昨年浜松でおこなわれた全国商工交流会に居倉幸弘副支部長(建設業)が参加し、大変感激しました。そのことをきっかけに業種別の交流会(建設交流会2回、料飲業者のつどい)などがおこなわれるようになりました。これまでとはひと味〃違った〃支部のとりくみに、会員から民商そのものが見直され、自信を持って会外業者を同支部主催の「なんでも相談会」につれてきたり、入会の働きかけや商工新聞を拡大する会員が増えています。
4月23日には、50人の参加で支部総会が開かれ、今年度は、一会員一要求実現運動にとりくみ、会員150人、読者300人の支部をつくろうと意気盛んです。 |
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100%集金で未収ゼロ
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糸島民商・二丈支部
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二丈支部は、佐賀県浜玉町や七山村と隣接する糸島郡二丈町(人口1万3,816人)を守備範囲として活動しています。
「(役員同士)ケンカしたことないもんネ。いっぱい飲みでも口論にはならないし、みんな仲いいもんネ」―4月11日の支部役員会(毎月11日に開催)は、終始笑い声が絶えないなかですすめられました。
この日集まったのは、会場主の行弘文美さん(支部長 畳製造)、満生真由美さん(会計 畳製造)、井上清子さん(班長 日用品・菓子販売)、満生哲嗣さん(班長・共済理事 ふすま製造)、平木靖夫さん(元班長 灯油小売)、藤瀬英子さん(婦人部長 牛乳販売)、倉津勝代司さん(副会長 左官)の7人です。
まず、倉津さんが民商常任理事会の報告をはじめましたが、時折、集金の苦労話やイラク問題、「あそこは、(交通違反)取り締まりをやっているので気をつけて」などの情報交換まで話がはずみ、気がついたら議題を大幅にはずれることもしばしばあるそうです。
拡大運動では、民商の推進委員長でもある倉津さんを先頭に、いつもがんばっている同支部は春の運動で読者目標を達成、「3月はプラス1です。もったいない、4月にとっとこか?」には、一同大爆笑。「新聞代はわずか400円だけど、必ず毎月きちんと集金する」ことをわすれません。
同支部の会員数は23人、商工新聞読者は25人で、4つの班を持ち、点在会員も含め班長さんと支部役員が手分けをして100%集金しています。その努力があって、3月末時点で未収者はゼロでした。
300円の支部費も集め、総会費の補助や平和行進参加者への援助などに使っています。
支部総会の日程と会場も決まり、役員は「選挙できめよう」となって「多くの会員に参加してもらうようがんばろう」と意思統一しました。
「この支部は、普段は事務局は参加しません。きちんとすすめられているみたいですよ」と、米田事務局長談 |
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民商の拡大の牽引車
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筑紫民商・筑紫野北・南支部
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筑紫野北支部(原田日出男支部長・造園)と筑紫野南支部(藤田和子支部長・電気工事)は、3年ぐらい前から合同で支部役員会を毎月開いています。拡大推進委員長の新原英敏さん(エクステリア)は毎回参加しています。
毎回、ケーキや果物など誰かが持ち寄り、なごやかにすすみ、11月10日、新役員の松尾哲也さん(珈琲焙煎)宅に7人が集まり、「融資申し込みのポイント」「拡大をすすめるために」「商工交流会の感想」など話題は多岐にわたりました。
「金融安定化資金を申し込んだが審査が厳しくなっているらしい。家のローンを払っている。福岡シティ銀行に頼んだがいい返事をしないので福岡銀行に頼んだら、若い行員が見にきて家のローンもうちに変えてくれといってきている」とお金の借り方で話題になりました。拡大は「毎月各支部読者5人、会員1人を増やす計画だったが11月いっぱいで12月分までやろう」と意思統一。
「10人の読者拡大なんてどうしよう」「だれかいるかな。10人の読者をつくるために10人に声をかけよう。それでできなかったら20人に声をかけよう」「旗が立つようにがんばろう」「署名用紙も新聞もいつも車にいれている。一人でやらなくてはとならず、みんなでやろうと考えよう」と29日の拡大の結集日までに達成させようとなりました。この2つの支部は、民商のなかでも拡大の牽引車の役割を果たしています。
北支部の原田さんから「いろんな業種の人が集まってそれぞれの商売の知恵をだされてよかった」と県商工交流会の報告がされました。また、原田さんがサラリーマンから造園業になって経験してきたことなど、ためになる話もされました。 こういう内容でまず、「役員のところから班会をしよう、また、申告のてびきで学習しよう」と会場をあたることになりました。 |
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毎月の支部役員会が活動の支えに
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春日那珂川民商・那珂川支部
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春日那珂川民商・那珂川支部は、福岡市の南に隣接する那珂川町をエリアとする支部です。
同支部は、かつて南福岡民商の支部でしたが、税務署の管轄が筑紫であったことから93年に春日民商と合併し、春日那珂川民商の誕生となりました。合併当時の会員数は104人でしたが、99年春には160人に達しました。その後厳しい不況の中で廃業が相次ぎ、現在読者161人、会員132人となっています。
同支部は、95年の夏以来6年間、町内の公民館で、毎月支部主催の「なんでも相談会」をおこなっています。役員を先頭に毎月チラシの手配りをやっていますが、春の運動の時など2千から3千枚にもなります。でも、宣伝すればするほど相談者の数も増えるのでやりがいのある活動です。
毎月継続しておこなうことは役員にとっても大変なことですが、この活動が確実に読者や会員の拡大に結び付けているので、「止めよう」と言う声はでてきません。昨年の秋の拡大月間でも、真っ先に読者拡大目標を突破して26人の読者を拡大し、目標を大きく超えることができました。
支部の年中行事となっているのが夏のバーベキュー大会です。町の真ん中を流れる那珂川のほとりで、生ビールや焼き肉、海鮮バーベキューに舌鼓を打ちながら、会員の家族や友人連れで大いににぎわいます。生ビールの樽を何本も飲み干してしまうほどです。
この支部活動を支えているのは、春日那珂川民商の支部として再スタートして以来、毎月欠かさず開催している支部役員会です。末松義昭支部長(表具制作)の作業場でおこない、同町在住の松井宰会長(舗装工事用工具制作)、樋口丸雄副会長(和洋服しみ抜き)も参加します。
今年の春は永年の課題である班づくりと読者・会員の拡大にがんばろうと話し合っています。 |
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とりくみ通してつながり強める
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甘木朝倉民商・三輪支部
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三輪支部は旧三輪町(現筑前町)をエリアとして、読者90人、会員61人の支部です。支部長は向井寛さん(56歳・木工業)、支部長になって14年になります。支部役員会は15人、会議は毎月開催し平均12〜13人の出席で定着して18年続いています。
支部では民商の方針にもとづいて話し合い、やるべきことを確認、あとは町がすすめている下水道や上水道整備問題など地域のことや身近なことなどを話し合います。
数年前までは、「民商まつり」やソフトボール大会が隔年毎におこなわれていたので、支部から出し物やチームをつくり交流を深め合いました。このとりくみは、きずなをつよめる役割を果たしました。
班会は15日までに全班(9班)が開催、運動方針のポイントだけ話し合い、あとは身近な会員どうしの関心事や政治への不満などを中心に話し合っています。
会費は班会で持参を基本にし、欠席会員は支部長か班長のところに持ってきてもらっています。同支部は組織配布・集金率は100%で15日までにほぼ集まります。
向井さんは「支部定着までに3年かかった」と苦労・努力を語ります。最初は常任理事、理事を中心にまず春の申告時の1月、2月に2回の班会を開催、支部長、役員で月の内20日は班会に出ました。それから申告期以外も毎月班会定着のために奮闘、しかし最初の1年は班会への参加がほとんどなく苦労の連続。その後2人、3人と参加が増えていきました。班会は民商の頼み事が先にならないようにし、融資や調査など、会員が経験したことを互いに学び実行するなどしながら、つながりを強めることを徹底してすすめました。 この中で班長も定着しました。支部で忘年会も開催、今では班毎におこなっています。
向井さんは「さまざまな行事のとりくみを通して会員のつながりは強くなる」と確信を持って語っています。 |
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大きく、強い支部づくりが創立以来の伝統に
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甘木朝倉民商・三輪支部
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三輪支部は、甘木朝倉民商が14年前に創立すると同時に、確立し、それ以後毎月支部役員会が開催されてきました。
この支部が、創立以来心がけてきたことは、歴代の支部長が、保守性が強いこの地域で、支部を大きくし、地域で堂々とものが言える支部にするということでした。
民商結成当時、三輪町の対象業者数396人に対して、すでに10%を超える41人の会員がいました。現在、さらに前進し、対象業者が100人も少なくなる中で、会員は84人と倍加し、商工新聞読者121人と地域業者の4割を占めるに至っています。
向井寛支部長(博多人形台座製造)は、「今では、『エッ!こんな人が』と思うような、地域の役職に就いている人が会員になってきているし、以前は、なかなか民商を出しきらなかった会員が、今では、表に出きるようになってきた」と語っています。
また、仲間を増やすばかりでなく、それに見合う班・支部づくりが追求されてきました。三輪支部は、民商常任理事・理事の6人と9人の班長15人で支部役員会が構成され、毎月民商役員会の2日後に開催されてきました。この支部では、毎月ほとんどの班で班会が開催され、もちろん支部役員会で話し合われたことが議題になるのですが、ここが会員の交流の場になっています。このような創立来からの組織確立で、組織集金率93%、組織配達は88%とに及んでいます。
このような、班・支部づくりは歴代の支部長に引き継がれてきたことによるものです。初代支部長川波宗希前会長が全会員訪問をねばりづよくおこない、長年にわたって配布・集金体制をつくる姿を示してきました。そして2代目の桑野忠刀現副会長は、川波支部長と行動を共にし、支部活動を体得され、3代目の向井現支部長もその姿を見て、その支部活動を引き継いでいます。
こうした支部でも、悩みは尽きません。今後は、班会で会員の悩みが出され、班会や支部役員会で解決できるような支部、「そういう支部になれば…」と向井支部長は語っています。 |
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会員同士のつよいきずなが多彩な運動の力に
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久留米民商筑邦支部
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筑邦支部は荒木、大善寺地域がエリアで筑後市、広川町に隣接した久留米市の郊外に位置し、読者126人、会員99人の支部で7つの班で構成しています。
19日訪問したこの日は、支部のなかにつくられている「麦畑の会」が主催の、旅行の実行委員会がおこなわれていました。宮崎政道支部長(資源回収業)はじめ津留元廣副支部長(木工機械製造販売)を中心に七人の役員さんが参加。
今年は第12回目で、4月7日に南小国の田ノ原温泉にバス1台を借り切って行きます。今年は日帰りですがこれまでは1泊か2泊の旅行を毎年おこなっています。四国や広島など遠方もありますが、実行委員会で自主的にテーマを決めて旅程を決めます。参加費用は参加時に払いますが、物品販売やカンパも募って財政にあてています。バスのなかでも自己紹介やくじ当てクイズなどで楽しく工夫しています。
麦畑の会は支部の会員がほとんど入っていますが、ミカン狩りや花見など年間をとおして家族ぐるみで和気あいあいで楽しんでいます。
役員さん同士も気心がしれ合う仲で、この実行委員会でも一杯飲みながら笑いも絶えず楽しくすすめられました。この麦畑の会が発足したきっかけは、民商35周年祝賀会のとき、筑邦支部から支部役員でもある小笹義昭さん(土木工事)と石川ハツノさん(美容)が「麦畑」の歌をデュエットで歌ったことが「麦畑の会」をつくるきっかけとなりました。
小笹さんが会長になり、石川さんが副会長に。また歌に出てくる「まっっちゃん」と「およねさん」がそのまま2人の愛称になり、みんなが呼び合っています。
同支部は、このように日頃から会員同士の仲間としてのつながりがつよいことが、仲間を増やす運動でも力を発揮しています。秋や春の運動ではいつも読者、会員の両目標を達成させ、また税金や要求にそった学習もやっています。 |
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会員のつながりを強めるためいろんな催しを開催
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大牟田民商・西明手支部
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西明手支部は大牟田市の北部に位置する支部で、会員105人、読者121人の大きな支部です。支部役員会は8人で、永江義勝副会長が支部長を兼ね、あと常任理事と支部役員で構成しています。役員会はだいたい毎月開いており平均6〜7人の参加です。
支部ができての歴史は長く役員会の集まりは定着しています。会議では、世間話から政治のこと、景気のことなど話がはずみます。役員の業種も電器屋からペンキ屋、雑貨、写植、看板屋などさまざまで「この異業種を生かせればいいのだが」と、永江さん。
年行事としては、毎年ではないがこれまで焼き肉パーテイーやバスハイクなどもおこなってきました。「支部財政があるので、会員のつながりを強めるためにもこのような催しはやる必要がある。会員のつながりのひとつとして配布・集金をすすめてきたが、支部会員の3分の1は料飲関係の会員で、ここでの組織化がむずかしい」と言います。
確定申告期は班を中心に計算会をすすめていますが、毎月班会が定着している手鎌班がすすんでおり、この班では炊き出しを準備して計算会に臨んでいます。 |
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