生活様式の変化に合わせた焼き物づくり
 
黒木正富さん(甘木朝倉)
小石原村で、生まれ育ち、地元で暮らそうと考えると、農業、焼き物、役場しか職業の選択肢はありませんでした。学生時代からアルバイトなどで焼き物にふれていたので、この道を選びました。高校卒業後、すぐに母方の親戚の窯元に修行に入り、約10年を過ごしました。
 
 1980年に現在の場所に窯を開き、開業しました。修行を始めた頃は10数軒しかなかった窯元が、現在では50軒を数え、おりからの不況と合わさって、かなり厳しい状況になっています。

 自分なりの工夫として、今の生活様式の変化やお客さんのニーズに合わせて、使いやすく、若い人たちにも親しんでもらえるものをと、同じ形のものでも色や柄をかえたりしています。

 焼き物が「好きで好きで仕方ない」というような気持ちで就いた仕事ではなかったのですが、今になってみると、普通のサラリーマンと違い、自分でものを作るということは「自分を表現する」ということだし、自分が作ったものをお客さんが「これいいね」と、買ってくれるとうれしく、励みになります。

 10年ほど前に民商に入会、これが本当に良かったと思います。今まで、小石原の中では焼き物のことしか頭になく、気づかないことがたくさんあったことに気づき、いろんな情報も入ってくるし、学習もでき、また、多くの人と本音で話ができて、焼き物を焼く上でも役に立っていると思っています。

黒木窯

朝倉郡東峰村大字小石原895−3

電話 0946−74−2151