地域の安全を守る
西村靖子さん(南福岡民商)
西村靖子さんは、福岡市南区で警備保障会社を経営しています。仕事は、新築ビルの建設現場で、土出しから完成までの長期間、資材トラックの誘導や、短期工事の警備などです。この仕事を始めて17年、順調に伸びてきましたが、ここ3年、得意先の建設会社が倒産し毎年百万円以上がもらえない事が続いています。
靖子さんが社長になったのは、40代で警備会社の事務のパートをしていた時に、知人の不動産屋さんから「事務所の物件を借りてくれる人を捜してほしい」と頼まれたことがきっかけでした。その事務所で新たに警備会社を立ち上げた人から、靖子さんと数人の従業員が引き抜かれ、3年ほど事務員をしていましたが、社長が高齢で引退するとき、見込まれて社長になりました。
当初は、キャナルシティの建設現場等で、自分も現場に出ていましたが、今では、営業も配置係もいるので、一番の仕事は39人の従業員に間違いなく給与を支給することです。一人ひとり現場も、労働時間も違うので大変ですが、間違うと従業員のやる気をそぐので、細心の注意を払ってチェックします。
社長になって警備員指導教育責任者資格もとりました。この仕事に従事するには「地域の安全を守る」という役割を担っていることから、病院の「覚醒剤の中毒者ではありません等」の診断書と、出身地の自治体発行の「破産者ではありません等」の身分証明書が必要で、年一回警察の立ち入り検査もあります。このような手続きは面倒ですが「地域の安全に協力したい」と、この仕事に誇りを持っています。
また、従業員は男性ばかりですが、「男というより人間としてのつきあいなので、別に苦労はない」とサバサバとしており、65歳とは思えない若々しい社長ぶりです。
九州企画警備保障(株)
福岡市南区高宮1丁目3−15
TEL 092-524-8300